留萌線増毛-留萌間来秋にも廃止

日誌

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JR北海道が廃止を検討している留萌線(深川―増毛間)のうち、留萌―増毛間(16・7キロ)を早ければ2016年秋にも廃止する方向であることが27日分かった。JRは8月上旬にも留萌市と留萌管内増毛町に対し、廃止に向けた協議を正式に申し入れる。

留萌市と増毛町の関係者によると、既にJR側から両市町に協議を開始したいとする内容の連絡があった。同区間は冬期間、雪崩や大雪のために運休することが多い。14年度の1キロ当たり1日平均利用者数が全道で3番目に少ない留萌線の中でも、留萌―増毛間は特に少ないのが実情だ。

北海道新聞web


やはりというかとうとうJR北海道の赤字路線廃止が加速する感じだ。JR北海道の路線の87%は採算が取れない状態。整備新幹線の札幌への延伸が決まっており、採算の取れない路線に人もお金も掛けたくないというのがJR北海道の本音。廃線検討の影響か、増毛町駅前観光案内所の今季の来場者数が7月18日に1万人を突破し、前年同期の1.5倍だという。

秘境駅として有名な室蘭本線小幌駅も今年10月に無くなる予定。札沼線医療大学~新十津川間、根室本線滝川~新得間、日高本線苫小牧~様似間も廃止検討区間。現在日高本線は鵡川~様似間が運休中で、再開のめどが立っていない。ここしばらく全国から鉄道ファンが北海道へやってきて、一時的に赤字路線の輸送密度が上がるかも。

参考資料:「JR北海道再生のための提言書」(別紙)

jrhokkaidou

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