「道端に光線」 武田花

本の話

「猫光線」を購入したとき、本書があるのを見つけて追加で購入。見逃していたのか買おうと思って忘れてしまったのかどうも記憶がない。武田花さんの本はチェックしていたつもりだったけれども本書が漏れていた。初版が2011年9月なので、この年はいろいろあったからと自分に言い訳。

本書は縦位置写真は右側が空白で、横位置写真は見開きになっている。フォトエッセイ集というより写真集の後ろにエッセイがある感じ。写真は「眠そうな街」的モノクロ写真で、猫写真はない。縦位置写真が多い。森山大道さんの「犬と網タイツ」は縦位置写真だけの写真集だった。犬の写真はないのに「犬と網タイツ」という題名は森山さんのイメージからなんだろうと思う。「道端に光線」も光線が武田花さんのイメージからか。「猫光線」はちょっとガッカリだけど本書は良い写真集だった。でも本書にあるような写真は売れないのだろうと思う。今はやはり「猫写真」が売れるのだろう。

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