寿都町歌棄

撮影記

今回の撮影は寿都町歌棄(うたすつ)。最初、管理人は歌棄を「うたすて」と読んでいて、珍しい地名だなと思っていた。歌棄の地名はアイヌ語のotasut(砂浜の根もと)から来ているらしい。雪が降ったので北上するのはやめて、追分ソーランラインを南下することにした。岩内から寿都行きバスに乗り、有戸で下車して、カクジュウ佐藤家へ向かった。カクジュウは四角に十の文字。カクジュウ佐藤家は北海道有形文化財に指定されている建物。いわゆる番屋ではなく、親方の住んだ家。

次に向かったのは鰊御殿。歩道は雪に埋もれて、足跡もなかったので、小ラッセル。鰊御殿は「仕込み屋」として商売をしていた橋本家の建物。「仕込み屋」は網元に品物や金を貸して、代金を数の子、身欠き鰊、鰊粕等で受け取り、それらを売る商売だそうだ。鰊御殿の向かいには、江差追分の歌詞「忍路高島 およびもないが せめて歌棄 磯谷まで」と書かれた歌碑がある。歌棄の海岸には風力発電の大きな風車がある。この日は風が無く、風車はあまり回っていないように見えたが勘違いかもしれない。

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