ヒッピーに捧ぐ

日誌

RCサクセションの「ヒッピーに捧ぐ」は、ホリプロ時代のサブマネージャーであだ名がヒッピーと言われていたひとが突然死したことを歌ったもの。サブマネージャーは不遇だったRCサクセションを「かならず俺が売り出す」と言っていたそうだ。写真家の風間健介さんが亡くなられたことを知ったとき、「ヒッピーに捧ぐ」があたまのなかで繰り返し響いた。

管理人は風間健介さんとは面識がなかった。風間さんの写真を知ったのも炭鉱街を訪れるようになってからだった。風間さんは撮影するため夕張に住むようになったのかと思っいたがそうではなかったようだ。全国を放浪しているうちに夕張にたどり着いたようだ。およそ16年間夕張に住んだ後、東京へ移住し、最後は千葉県館山市に。夕張を撮った写真集「夕張」は2006年日本写真協会新人賞、第18回「写真の会」賞、地方出版文化功労賞奨励賞を受賞。写真集「夕張」や風間健介さんが写真を担当した「そらち炭鉱遺産散歩」は品切れ状態。管理人は5月にアマゾンの新刊で「そらち炭鉱遺産散歩」を入手した。

風間さんのブログ「館山日記」を読むと、ペンタックス67とマミヤRBを中心に撮影を行いプリントを売っていたようだ。風間さんは体調がずっと悪かったようだが病院へ行った様子はなかった。今、銀塩写真にこだわるのは無謀といえるかもしれない。けれども銀塩モノクロプリントの美しさはデジタルでは得られないもの。といっても銀塩カメラを全て手放した管理人が言っても説得力はないけれど。自分の命を削ってでも表現しようとするひとは少ない。

<震える>
好みの強い光なのだが、暑くて寒いのだ。
薄着で寝て毛布や布団を掛けていたのだが、
2~3分で暑くなり布団を除けていた。
そして2~3分で寒くなって布団を掛けていた。
これでは眠れないし28度でも寒いし、
汗ももの凄い。
トイレの帰りでも動悸と眼の痛みが痛い。
パソは騙し騙し使っているが、
薬を買いたいがアマゾンが使えないし、
動画も見えないし心臓が痛い。
友人に貰ったパソに変えたい。
しかし、データが移せないし、
体がもたない。汗びっしょり。
(「館山日記」最後の記事より)

画像は夕張にいたころの風間さんの自宅(2017-6-21訪問)。玄関のところに花とお酒が置いてあった。

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