クラウン仏和辞典ー西川長夫さん死去

日誌
訃報西川長夫さん

ブログのアクセス解析をながめていたら、京都からアクセスするひとが何人かおり、同じエントリーを見ていた。そのエントリーは「パリ五月革命私論」だった。とうとう西川長夫さんが亡くなられたのかと思って、調べたら10月28日に胆管癌で死去という訃報が見つかった。「植民地主義の時代を生きて」を書店で立ち読みしていたら、この本が最後の著作になるということを書いてあり、余命いくばくもないことを知った。「植民地主義の時代を生きて」はその厚さにたじろぎまだ購入していないが。

「パリ五月革命私論」のエントリーにも書いたように、30年近く前、大学で西川長夫さんにフランス語を習ったことがあった。第一志望に落ちて入った大学は馴染めなくひとつきくらいで授業にでなくなってしまった。西川長夫さんの最初の授業で、どんな辞書が良いかという話になり、編集に参加しているので推薦するのは何ですかと言ってクラウン仏和辞典を推していた。この辞典で賞を貰った話もしておられた。その時購入したクラウン仏和辞典はその後も使い続けた。ご冥福をお祈りいたします。

TOP